落ち込んだ時
そばにいたのは食べ物で
隣にいたのは音楽で
寄り添っていたのはフィクションで
残念ながら人ではなかった
おかしな話だ
周りにはたくさん人がいた
心配してくれる人がいた
支え合うのが人というものではないか
自分を見つめ自己嫌悪
古き悪しき時代
昔ほどではないが
今も確かに存在する闇
でももう苦痛だけの暗闇ではなくなったんだ
苦しめているだけかもしれない
良かれと思ってすることも
悪く作用する事もある
救われたからといって救えるか?
苦しい存在でしかないなら
かまわず去って大丈夫だよ
このもどかしい世の中で
あえて自由を振りかざすなら
なす術もなくただ願うだけ
闇に差し込む光でありたい
怯える小さなその背中
温める手達の一つでありたい