この物語の主人公は黒い髪をなびかせながら走っていた。
しかし、後ろを振り返りながらなにものかに追われていた。
アオイ「はあはあ…。
仕方ない…!」
腰に付けていた不思議な鍵を取ると呪文を唱えた。
アオイ「現れろ!
獣竜族のビラン!」
扉が現れ中から、狼の様な、竜の様な聖霊が現れ、黒いコートを来た男に襲い掛かった。
ビラン「久しぶりの出番だぜ!
お嬢を傷つける奴は叩き潰してやる!」
男「くっ!
さすがは、Fantasyを受け継いだ能力者。
しかしなにがなんでも捕まえる。」
ニタアと笑うとステッキを取り出した。
男「聖霊操!
ビランを操る!」
この男のMini能力。
聖霊一体を操る事ができるが、その間足が動かない。
ビラン「なんだとっ!」
ビランの周りに闇が現れるとビランがアオイを牙を剥き出して睨んでいた。
ビラン「グルルルルル。」
アオイ「ビラン…!」
ビランはアオイに飛び掛かった。
アオイはすぐさま両手でバリアを張って防いだがそれと共にバリアが崩れ、後ろからビランに後頭部を打たれ、気を失った。
男「くくっ!」
男は笑いながらステッキをしまうとアオイを抱え、ワープした。
我に返ったビランは契約者に反抗したので消滅した。
ビラン「ちくしょ…!」