DARK-NESS 16

ZAZA 2012-06-06投稿
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屋敷の前で執事が懐中時計を見ていた



執事「残り1分…」



門の内に入り、閉める準備をしていると遠くから声が聞こえた



エンデン「ハァ…ハァ…待って…待ってくれ〜」



バラを抱えながら必死で走って屋敷の前に着いた



執事「7秒オーバーですが、まぁいいでしょう。合格です中へお入り下さい」



バラを執事に渡し、中へ入ると女性が1人、男性が1人座っていた



執事「それでは主、マラスキーノより正式な依頼を受けて貰います」



テレビにマラスキーノが映る



マラスキーノ「まずはおつかいご苦労様です。今日はこの屋敷に泊まって頂いて結構です。仕事は明日からお願いしたい」



執事が3人に航空券を渡す


エンデン「行き先はモルテへブン?」



マラスキーノ「依頼は…「AIチップ」の護衛をお願いしたい」



3人の頭の上に?マークが見えそうなぐらいキョトンとしてる中、話は続く



マラスキーノ「先日オークションでAIチップを12億で落札し、2日後にモルテへブンからこの屋敷に運ばれる訳だが、君たちにはその護衛をお願いしたい」



女「力量を試すぐらいだから、普通の護衛じゃなさそうね」



執事「その通りでございます。これだけ高額な品ですと盗賊などに狙われますし、場所がモルテへブンと言う事もあり大変危険なのです」



エンデン「なるほど…」



全員納得して各自自分の部屋に行った



一方ムカイは情報屋に接触し続けていた



情報屋「ひ〜ごめんなさーい」



ムカイ「これで5人目…まとも奴はいないのか!この街は」



諦めムードが漂う中カジノ街を歩いていると、目の前に黒い車が止まり、女性が降りた



ムカイ「何者だ?」



女性は笑顔で問い掛ける



女性「乗るか乗らないか決めて下さい」



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