屋敷の前で執事が懐中時計を見ていた
執事「残り1分…」
門の内に入り、閉める準備をしていると遠くから声が聞こえた
エンデン「ハァ…ハァ…待って…待ってくれ〜」
バラを抱えながら必死で走って屋敷の前に着いた
執事「7秒オーバーですが、まぁいいでしょう。合格です中へお入り下さい」
バラを執事に渡し、中へ入ると女性が1人、男性が1人座っていた
執事「それでは主、マラスキーノより正式な依頼を受けて貰います」
テレビにマラスキーノが映る
マラスキーノ「まずはおつかいご苦労様です。今日はこの屋敷に泊まって頂いて結構です。仕事は明日からお願いしたい」
執事が3人に航空券を渡す
エンデン「行き先はモルテへブン?」
マラスキーノ「依頼は…「AIチップ」の護衛をお願いしたい」
3人の頭の上に?マークが見えそうなぐらいキョトンとしてる中、話は続く
マラスキーノ「先日オークションでAIチップを12億で落札し、2日後にモルテへブンからこの屋敷に運ばれる訳だが、君たちにはその護衛をお願いしたい」
女「力量を試すぐらいだから、普通の護衛じゃなさそうね」
執事「その通りでございます。これだけ高額な品ですと盗賊などに狙われますし、場所がモルテへブンと言う事もあり大変危険なのです」
エンデン「なるほど…」
全員納得して各自自分の部屋に行った
一方ムカイは情報屋に接触し続けていた
情報屋「ひ〜ごめんなさーい」
ムカイ「これで5人目…まとも奴はいないのか!この街は」
諦めムードが漂う中カジノ街を歩いていると、目の前に黒い車が止まり、女性が降りた
ムカイ「何者だ?」
女性は笑顔で問い掛ける
女性「乗るか乗らないか決めて下さい」