その瞬間、切ない曲が私の耳を触る あれは確か初夏の頃だった。 その感覚は、まだ今も鮮明にある。 爽やか風が押す自転車と幼さが残る柔らかな髪 背景と共にキラキラ輝きながら過ぎ去ってゆく君 思わずその背中を見つめる 左耳に微かに残った感覚が、まだ私の心の底をくすぐる あの日と同じ風、あの感覚だ やっと君に会えた
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