精霊の守り人45

ひびりん 2012-07-15投稿
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ナリータは不気味な笑みを浮かべながらシノの様子を見ていた。

ナリータ「これで、私達の願いが叶う…!」

泣いたのか笑ったのかのような声を上げて微笑む。

「待ちなさい。」

みんなが振り向く。

そこには夢の守り人、サアヤがいた。

綺麗な長い髪をなびかせながらナリータを睨んでいた。

サアヤ「私達を甘く見ないで。
夢幻封印。」

手を伸ばすとナリータの体に見えない力が纏わり付き縛り上げていた。

ナリータ「なぜ…!
お前達の魂は確かにシノの体に入ったと言うのに。」

クスリと笑いながらサアヤは手で空中を切った。
その瞬間ナリータの体は二つに切れた。

ナリータ「!?」

サアヤ「わからないみたいね。
私の力は夢。幻想を見せられる。
だからあなたが見ていたのは、私の幻影よ。
残念ね。悪魔ナリータ。」

倒れていくナリータを見ながら冷たく微笑んだ。

ナリータの体は徐々に灰になり、後ろに黒い闇が口を開けていた。

悔しそうな顔をしながら闇に吸い込まれていく。
瞬間、醜い悪魔の姿になった。

闇は口を閉じ、何事もなかったように消えた。

サアヤ「さてと。
後は後始末ね。」

シノの体に闇が纏わり付いている。

シノ「うぅ…。」

サアヤは手を上げると床に紋章が現れ守り人達が現れた。

サアヤ「みんな大丈夫?」

星の守り人「うん。平気だよ。
それより、シノちゃんを。」

サアヤ「あーあ。
めんどくさい。まあいいや。」

守り人はシノを包んでいる闇に向かって弾幕を放った。

闇は消え去りシノはサアヤの手におちていった。

サアヤ「ふぅ。
任務完了みたいな感じ?」




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