かくれた太陽

 2006-09-18投稿
閲覧数[347] 良い投票[0] 悪い投票[0]

俺は朝太陽を見ていつも思う。「あの日もこんなふうに太陽がギラギラとひかっていたなぁ。」と・・・。部屋に飾ってある、小さく笑っているあの二人に「おはよう。」と声をかけた。  今日はくもってて残念ながら俺の大好きな太陽は見えなかった。 ふと携帯を見た。最後のメールは八月一三日俺の誕生日だ。「ゆーすけたんじょうびおめでとう!」これが俺の携帯に残ってる愛との最後のメール。あいつは漢字使えなくていっつも平仮名ばっかだった。これが最後のメールだなんて知ってたらもっとマシな言葉かけてやったのに。  愛は哀っていう奴と付き合っててー哀は一応男だ。いつも二人で笑ってた。愛は哀が大好きで、もちろん哀も愛が大好きだった。                                     なのに死んだ。 俺と愛と哀は昔から仲良しでずっと一緒だと思ってた。 「ゆーすけ。愛の事頼むな?」  そんなわけわかんないこと言って死んだ。高いビルから飛び降りて。 一瞬で死んだ。   何で死ぬんだよ。俺は何度も動かない哀に聞いた。でも何もいってくれなかった。 そして愛も死んだ。 ある日、手紙が届いた。「ゆーすけへ 哀がね、まえいったの。ごめんな、守ってあげられなくてって。おれはもういきられないって。だからね、あたしも死ぬの。 哀がいなきゃいきられないもん。ごめんね、ゆーすけ。でも、ゆーすけは  」なぜか手紙はそこで終わってた。あいつはまた漢字もろくに使えなくて、バカで、でも哀の漢字はかけんだよな。バカで漢字かけなくて、哀のこと大好きで、変な奴だけど俺は愛のこと大好きだよ。    



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 S 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
ツルツル×脚痩せ
効果抜群↑ソルト


▲ページトップ