「お前が悪いんだ。お前がそうさせるから。ほんといらつくな。手出すぞッッ!!」
(怖い怖い怖い。ごめんなさいごめんなさい。だから殴らないで・・・)
・・・・遡ること9年前。
私達はバイト先で出逢った。
まだ何も世の中を知らない純粋な17歳の私。
バリバリ働いていて大人な24歳の俊哉。
まだ子供だった私は、当時の俊哉に大人の魅力を感じて、一瞬で虜になった。
また俊哉も私に一目惚れをしてくれたみたい。
シャイな二人は回りの協力を得ながら徐々に距離を縮めていった。
ある日の夜、二人で花火をやる約束をした。
私(今日こそは告白する)
緊張する心に戸惑いを隠せないまま、俊哉と花火に名前を着けながらバカみたいにはしゃいだ。
車に戻り、告白するタイミングを探していると・・・
俊哉「話したいことがあるんだ。」
沈黙・・・
私「なんですか?」
また沈黙・・・
俊哉「好きなんだよね。付き合ってほしい」
・・・
・・・・
・・・・・
俊哉「返事は今度でいいから」
私「!!!!!わ・私も好きなんです。だから・・・付き合いたいです」
それから二人の交際が始まった。俊哉24歳・私17歳の春。