「はぁるぅか!」
突然僕の肩に誰かがもたれてくる。
僕は肩を震わせながら後ろを向いた。
遥「徹さん…な、なんですか?」
徹さんは気弱な僕を虐めているグループのリーダー。
金髪をし、学校きっての問題児。
強くなんなきゃって思ってるのに力が入らないんだ。
徹さんはニヤニヤ笑いながら僕に囁いた。
徹「なあ、遥。
放課後教室に集合な。」
徹さんはそれだけ言うと席に戻り喋っていた。
放課後…無理だよそんなの。
今日はお母さんの誕生日なのに。
でも、行かなきゃ殴られる。
僕はため息をつきながら授業の用意をした。
そんな僕を見ていた少女に僕は気がつかなかった。
放課後
僕は震えながら教室に入った。
案の定やはり徹達がニヤニヤ笑いながら机に座っていた。
徹「よし。
ちゃんと来たな。
褒めてやるよ。遥。」
徹さんは仲間に目配せするとある物を出した。
それに僕は嫌な予感しかしなかった。