唯香は驚いたように後ずさり。
僕はいっきに壁の後ろまで下がった。
「なんじゃ。
そんなに驚く事はないじゃろ。」
いやいや。
そんな事より……
唯香、遥「「猫が喋った!?」」
金色に光る目で僕達をみている黒猫。
「ふん。
わしは猫の姿じゃが人間になれるぞ。
それより……」
黒猫は僕を見た。
「信条 遥!
おぬしにはツクヨミの力で継承者に決まった。」
継承者?なんの?ツクヨミ?
頭に?マークを浮かべている僕を見て黒猫はため息をついた。
「水龍鈴花の力を継承するのだ。」