僕はごく平凡な会社員だ。彼女なるものはいないのでいつもどおり、残業を終えた後、まっすぐ家に帰る。しかしどうも最近誰かに見られてる気がする。最初は女のストーカーかと思ったが、ありえない。俺ははっきり言って生まれてこのかたこれでもかというほど女っ気がない。しかし、最近それをぶち壊すかのような事態にあう。何故なら最近帰り道の途中に必ずと言っていいほどモデル体系の綺麗な女に会う。最初はたまたまかと思ったが家の近くまで来て消える。そして、女の行動はだんだんエスカレートしていく。最初は恐かったがもてない俺にとっては、あんな綺麗な女にストーカーされるなんてとかなり楽しんでいた。当然追い払うこともなかった。そして僕はついに決心した。あの女と付き合おうと！そしてまた帰り道にまわりを気にする。女が後ろにいる…、俺は意を決した！唾をごくりと飲み振り向く。「あの〜…！？」『何みてんのよ？』おばさんだった。間違うはずがなかった。俺は目は悪くない。それ以来あの女は現われなかった。どうやら僕はずっと独り身のせいか、女の妄想にふけり、残業の毎日で疲れ果て妄想上の女を作り上げてしまったらしい。妄想上のストーカーを‥
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