最北の地、最大の王国フォルス「剣の国」とも呼ばれ大地の下に鉱石を持ち、鋼や鉄、銅、金、銀などを用い武器や武具の生産により財を成し、国王を始め兵士は剣技にたけ最強の国とうたわれた。
国同士での戦をする事はなく、その武力は竜や猛獣などの退治に使われ、国政は穏やかであった。
隣国エイファの国王はフォルスの財力と武力が妬ましかった。自分にフォルスが手に入れる事が出来るなら他国へ進軍し領土を広げ更なる財を得たいと考えていた。
そこでフォルスの他の隣国シュークとモヴァにフォルスへの不信感、言われもない噂を吹き込み結託し、フォルス侵略を企てた。
リシュアわずか四つ。
冬は始まったばかりの夜、その計略は決行された。