君の心が溢れて
ぐちゃぐちゃな心を
一つにまとめて
君の涙をぬぐってみた
そしたらきみが少し笑って
私も少し笑って
また備えを始めるんだ
次の涙が君を襲うまで
意地と恐怖で膨らんだ風船が
パンと割れて
こぼれた心をすくう
数年後君は巣立ち
またその風船を膨らますんだ
すべてすくえないだろう
うまくすくえないだろう
それでも
不器用でも
そばに
ここに