打ちつける雨は
まだ止みそうにない
轟く雷も
収まりそうもない
この雨に紛れて
この雷に紛れて
泣いてしまおうか
崩れ落ちてしまおうか
外には聞こえない
誰にも見られない
すべて押し殺して生きられる程
強くはない
人に紛れる事が出来ないのなら
この雨と雷に紛れよう
人はいう
誰も線引きなんかしていない
でもだめなんだ
まだそう思えないんだ
その方がいいばずだから
そうしてるんだ
雨は止み
雷は遠のき
また日の下にさらされる
何食わぬ顔でまた
日の下を歩き出す