この上なく夜を愛し
この暗闇を生きたい
いつも逃げている自分
どうしても背中を向けている自分
本当の気持ちは
心の奥では
足を出している日常
本当の自分も
本当の自分さえも
今日より前に進んでいる自分
頭の中でも自分の気持ちの中でも
前を見ようとしている自分
この身体だけ
ただこの身体だけ
ダメだとわかっているのに声に耳を向ける
明日なんてどうでもいい
もうどうでも良い
一瞬が与えられる幸福でも
それが全てでいい
この上なく夜を愛し
この暗闇と生きたい
光を見れば
本当の自分は前に進んでいく
希望とも呼べない光さえ求めていく
進むことさえ許さない
広がっていく暗闇に
間違った自分は求めている