たまらんく哀しい1/10

シャイン 2012-11-23投稿
閲覧数[579] 良い投票[0] 悪い投票[0]

宇野(僕)8秒4
岡藤8秒2

何回走っても
由美子ちゃんには
勝てない

田舎で小学四年生で8秒前半で走れば
速い部類に入る


僕と由美子ちゃんはいつもクラスの一番二番だ



しかし
いつも先生は
信じられない捨て台詞を二人に向ける


「まあ欠陥のある馬鹿は足だけは速い」


クラスの連中も
負けた腹いせに
全員で笑う


僕は目の手術が成功するまで特殊学校(盲学級含む養護学校)に通っていて
健常者の悪質なイジメの被害にあってた同級生を守るため
小学生とは思えない凶暴さを持っていた

由美子ちゃんは
母子家庭で
公団アパートに住みお母さんは水商売に勤めていて美人で
由美子ちゃん自身も浮き立つ位に美しすぎて常に嫉妬の対象だった


クラスから浮き
仲間外れに
されている二人が
仲良くなるのは
自然な流れだった



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「シャイン」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ