しばらくすると
クラスの全員が
大柄な男子教師を三人ほど引き連れて
教室に戻ってきた
教師達は
床に落ちた
由美子ちゃんの弁当の上に立ちはだかった
しかし
僕と由美子ちゃんは動じることなく
僕の弁当を由美子ちゃんと二人で食べていることが
教師達の神経を逆なでした
一人の教師が僕の顔面に平手打ちをした
小柄な僕は椅子から崩れ落ちた
僕を助けようとした由美子ちゃんに
教師は腕を掴んだ時に由美子ちゃんが冷たく言い放った
「汚い手で触るんじゃねぇ」
教師三人と
僕と由美子ちゃんとの間に奇妙な沈黙がしばらく続いた後に昼休みの終わりをつげるチャイムが鳴った
教師達は僕達に言った
「次の授業が始まるからこの汚い弁当を片付けておけよ」
………
僕はとりあえず
大人しく
引き下がることにした
教師達が出ていった教室は異様な雰囲気が漂っていた
僕は泣き止んだ
男子のリーダー格の男の子を呼びつけた
「今度俺達(僕と由美子ちゃん)に絡んだら鼻潰したんぞ」
僕の兄貴は喧嘩っぱやく僕は喧嘩の現場で一緒のことも多かったので
僕の脅し文句は
小学生離れしていた