永遠の空 ?

心結 2013-01-03投稿
閲覧数[420] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私と陸斗が再会し、3ヶ月が経った。もう少しで七夕祭り。私と陸斗はジャンケンで同じ委員になった。…というか、なってしまった。
「空!やっべーよ」
慌てて走ってきた陸斗に私は「何?何か用?」と本を読んでいたのでしかめっ面になった。
「伴奏…できなくなった」
「どういうこと?」
青ざめている。
七夕祭りで合唱することになったが、伴奏がなくては合唱の意味がない。
「笹原が指を骨折した」
笹原 翔貴はバスケをしている。バスケで骨折したのだ。私は、溜め息をつき、
「他に、ピアノを弾ける人はいなかったっけ?」
だが、陸斗は首をふり「いない」としゃがんでしまった。唇を噛み締める。七夕祭りは合唱コンクールでもある。県合唱コンクールで出場するクラスを決めるのだ。
「私が弾く」
私は、小学生の時ピアノばかりに夢中で指導をしてもらったわけじゃないのに、県大会で最優秀賞をもらった。だか、中学にあがってからは全く触らず、もちろん高校にあがっても触っていない。
だが後1週間。猛練習すれば、なんとかいける!…と思う。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「心結」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ