能力協会総本部の屋上にベラージオの飛空挺が到着する
ムカイ「場所を変えさせて貰う」
シゲル「よかろう」
二人は飛空挺に乗り、移動し始めた
カシス「飛行船?何処に行くんだ?」
外でジャガーと戦闘中のカシスの上空を飛行船が通りすぎて行く
ジャガー「あの野郎…くそジジィを連れ出すのに成功したようだな…」
方膝をつき、喋るのもつらそうな姿のジャガーに対し、多少のダメージは負ってるがまだまだ余裕のカシス
カシス「連れ出す?…やはりあの二人じゃ無理だったか、何処に向かっているのかわからないが追うしかないな」
その場から離れようするカシス
ジャガー「ちょっと待てよ…」
何とか立ち上がり、カシスを引き止める
カシス「もう止めておけ、もう勝負はついている」
ジャガー「勝負はついている?ついてねぇだろ…お互いまだ本気を出しちゃいねぇ…」
右手を前に出し、自分の体を引っ掻き、自分の心臓を突き刺す
ジャガー「見せてやるよ。アイツに負けてから生み出した俺の第3の強化進化を!」
思わず耳を塞ぐほどのジャガーの雄叫びがN・香港の街に響き渡る
ジャガー「ああああああああ!」
自己治癒力で傷がどんどん回復していき、全身の筋肉が倍に大きくなる。
カシス「凄いオーラだ。人間が持つ本来の能力を最大限に引き出している!」
今度は白銀の鎧ではなく漆黒の鎧に身に纏い、その姿はまるで
カシス「黒いジャガーだな…」
ジャガー「ケルベロス・ヘル…」
本物の獣のように両手両足を地面につけ、すぐにでも襲い掛かりそうな感じだ
ジャガー「行くぞぉぉぉ!」
カシス「神硬!」
カシスはその場でガードの構えをし、ジャガーの爪撃を受ける
カシス「無駄だ…神の硬さを持つ神硬はあらゆる攻撃を無効化する」
カシスの言う通り、ジャガーの爪撃はカシスの肌に傷一つ付いていない
ジャガー「たが、受け止めて無効化出来るのは一発だけだろ?」
カシスが受け止めていたはずのジャガーの姿が霧のようになり消えた
カシス「消えた!」
ジャガーはカシスの後ろに回っていて、カシスを上に蹴り上げる
カシス「ぐぅ…神空!」
空中で追撃を受けない為、膝を少し曲げて蹴ると逆の方向へ高速に飛んだ
ジャガー「てめぇはもう神じゃねぇ!今はオレの方が上だ!」
カシスの動きを読み、既にカシスの上にいた
カシス「神硬!」
ジャガー「デスキャリバー・ヘル!」