2対1になってから決着までそう時間はかからなかった。
ジャガー「ぐわぁぁぁ!」
カシスの神撃で崩され、アカシアの光弾。二人の連携プレーでジャガーは手も足も出ない
ジャガー「くそったれがー!」
飛び込んで行こうするがアカシアに叩きつけられ、零距離で光弾を放つ
カシス「神空…」
沈むジャガーの真上に飛び、神撃でだめ押しする
ジャガー「…」
アカシアが既に元の姿になったジャガーの胸ぐらを掴み持ち上げる。
アカシア「…さらばだ」
掴んだジャガーを軽く投げ、片方の手に作った光弾をジャガーに放ち、着弾する寸前で爆発した
アカシア「…コネクト」
ジャガーは座り込むに落ち、起き上がる事はなかった
カシス「よし…代表を追うぞ!」
「コツ…コツ…コツ…」
足音に気付いたアカシアは能力協会総本部の正面玄関の方を見る
カシス「どうした?」
アカシア「…やはりただの科学者じゃないな」
ゆっくりと体を左右に揺らしながら出てきたのはハーデス・ペルノーだった
ハーデス「おやおや、ジャガーさんやられちゃったんでカ…」
ジャガーの横まで来るとジャガーの顔を覗きこむ
カシス「奴がハーデス・ペルノーか初めて見た」
アカシア「…気を付けろ…奴の能力は化学兵器だ。何をするかわからん」
ジャガーの目がうっすらと開く
ジャガー「…遅ぇんだよ…バカが…」
絞りだした言葉を聞いたハーデスは笑みを浮かべる
ハーデス「少し遅れましたが準備はバッチリですので安心して寝てくださイ」
顔を覆い尽くすほどの丸眼鏡を外し、捨てた。
カシス「おい…アイツまさか…」
はっきり顔を見たカシスとアカシアは驚きの表情を浮かべた
アカシア「…まさか…お…」
ハーデス「まだまだ私の実験に付き合ってもらうヨ…」