さよならなんて言えやしない。

白うさぎ。 2013-02-23投稿
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「引っ越すんだ」


君のその一言は、アタシにとって死刑宣告みたいなモノだった。





[さよならなんて言えやしない。]




その後は、どうやって家に帰ったのかわからない。

気付くとアタシは布団の中にいて、ただただ呆然としていただけだった。


君の前で散々泣きじゃくって、怒って、愚図って喚いて。

誰かにこんなことしたのなんて、子供の時以来かもしれない。


我が儘だって思ったかもしれない。融通のきかないヤツだって思われただろう。
だけど。


だけどアタシはそれを直接言われたとしても、君に叫び続けるだろう。


「行かないで」

って。



――――――――――――
実話です?
不完全燃焼気味(>_<)

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