小説すらもいやになっちまった。 低賃金重労働のアルバイトをなんとか12年やってこれたのも、小説があったからだ。 それすらもいやになっちまった。重症である。死ぬことばかり考えてる。 今日も踏切の前に立った。このままいっそ飛び込んでラクになろうと。 しかし、その時、天から声が聞こえた。 「おい!お前はまだまだ書きたいんじゃないのかい。読みたいんじゃないのかい」 電車が通り過ぎた。 オレは泣きながら走って書斎を目指した。
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