小説って何、と最近考える。小説は小説だと豪快にぬかす人もいれば、ぐちぐち一時間くらい語る臆病もいる。
小の説というくらいだから、漫画と気が合う面がある。
愉快でスリリングで活発。
そんな面が小説にはある。
しかし、たまに小説は文学と呼ばれることがある。学問に近い。重くて真面目でどんよりした鬱のイメージ。
はてさて、どちらが本当の小説なのだろう。
一つの結論。
両方を内包している。
軽くて活発な面も、重くてどんよりした面も呑み込んで、実に意味不明で葛藤する青年のようなアート。
それが小説、というような気がする。