「バカ!」 紀子は、たけしのほっぺたを叩いた。シャツに口紅がついていたのである。 よくある光景だ。 たけしは晩めし抜きになった。 腹がへってなかなか寝られない。 そんなわけで、夜中に冷蔵庫を開けたら、肉味噌炒めが皿にもられ、ラップされてた。 その上に紙がはってあり、たけしは読んでみた。 「あなた、ごめんなさい」 たけしは妻の優しさにわんわん泣いた。 野良犬がわぉぉんと吠えた。
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