おい藤原!
うちの一番のエリートのお前がそんなバカ凄いなんて何言ってんだよ!
バカはバカなんだからよ!
アゴがまたほざいた。
いや‥師範代…
藤原先輩が言いかけた時
K!こっち来いよ!呑もうぜ!
と、誰かが怒鳴った。
見ると国広先輩だった。
この国広先輩は身長160ちょっと小柄だがそのファイティングスピリッツはすざまじかった。
アゴ師範代は185越えの大男
だが国広先輩はスパーリングで一歩も引けを取らなかった。
逆にアゴ師範代を圧倒する場面も多々あった。
その国広先輩がK先輩に助け舟を出したのだ。
な、呑もうぜ!
そう言うと国広先輩はK先輩をアゴ師範代から解放した。
そして、鋭すぎる視線をアゴ師範代に叩きつけた。
俺は初日から様々なものを見た。
わかった事は師範代がアホな事。
でも、素晴らしい先輩達の存在だった。
やっぱり続けてみよう。
そう決意した。
翌日、その筋肉痛にのたうち回ったけど…