「暇だしﾁｬｯﾄでもやるかぁ・・・」
俺は中学３年生の男だ。
今日は部活の途中、雨が降ってきたため中断になり、早く家に帰る事が出来た。
「入室っと・・・」
ハンドルネームは、勝にする事にした。
ﾁｬｯﾄなんて何ヵ月ぶりだろう・・・。
俺は元々内気な性格で、学校では目立たない方だったし、友達も少ない方だから友達と遊ぶ事も少なく、よく暇な時はﾁｬｯﾄや掲示板を見にいったりしていた。
でもここ最近新しいクラスにも次第に慣れ友達も増え、暇な時はよく友達と遊びに行くようになっていた。
その為、ﾁｬｯﾄなんかはさっき言ったように、結構久しぶりだ。
「あーあ。誰も居ねーじゃん」
５分くらい誰かが入室して来るのをまったが、来る気配は一向になく、仕方なくマウスを動かし退室をクリックしようとした瞬間、
「ミカさんが入室しました。」
と、画面に表示された。
「お、誰か来たぞ」
俺はｷｰﾎﾞｰﾄﾞをすごいｽﾋﾟｰﾄﾞで「こんにちは」と打ち始めた。
すると、すぐに「こんにちは」と返事が帰ってきた。
俺は何か話題をふらなければ、とくだらない事を打ち始めた
「今日は雨ですねー」「そうですね」
「面白いTVもないですしね」
「そうですね」
「退屈ですよね」
「そうですね」
・・・・・・。
見ての通り相手は、「そうですね」
としか言って来ないし、話題をふろうともしない。
その為に俺は飽きて来て、次第に眠くなって来たし
「落ちます」
と書き込み、退室をクリックしようとすると、
「駄目です」
といきなり画面に表示され、俺は一瞬ﾋﾞｸｯとしてしまった。
俺はすぐに「何故ですか？」
と書き込むものの、相手からの発言が一向にない。
俺は段々ムカついて来た。
「理由がないなら退室しますよ！？？」
と書き込むと、
「ﾃﾒｪ殺すぞﾎﾞｹ！！！」
と画面に表示され、
俺はﾌﾞﾁ切れた。
「ハァ！？？ふざけんな！！！！何様だﾃﾒｪ！！！！」
と書き込む。
怒りと共に、ｷｰﾎﾞｰﾄﾞを打つ速さが加速する。
「お前殺されてぇのか！？？？」
「やれるﾓﾝならやってみろ！！！！糞野郎」
子供みたいな喧嘩が繰り広げられた。
すると相手が、
「頭来た！！！！今からお前ん所行くからな！！！！！」
俺はちょっと焦ったが、すぐに
「ぉお！！！来れるﾓﾝなら来てみろ！！！」とﾚｽした。
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