そんなこんなあって、今に至る。
さて、
「何とかしろよ、咲衣。」
「ぇえ〜!何で私何ですか!?」
「何でって咲衣がOKしたんだろが!!」
「………そうですね…」
自業自得だ。
つっても…
「アイツが生徒会長だとはな…」
大丈夫かな?…この学校
「アイツじゃないよ〜結李空(ユリア)だよ〜!」
げっっ
「こんにちは〜!咲衣ちゃん、華憐ちゃん……何か怒ってる?」
『ストンッ』
「さりげなく隣に座るなオイ。」
「結李空さんって言うんですね!」
「そうだよ〜!咲衣ちゃん?」
「ハァ……つか何で私と咲衣がライブしないといけないんだよ。」
それはね、ムフフと、変な笑いを漏らす結李空。
キモい
「こんなにも美少女な二人をそのままにするのは勿体ないからだよ!!!」
………ハァ!?
「び…美少女!!?華憐さん、私美少jy「んな訳あるかよ。」デスよね〜…」
「華憐ちゃーん?女の子は大切に扱わないと〜!」
お前も女の子だろうが
「ライブやりたくねーんだけど。」
「ちょっっ!!」
いやいや、駄目だよ!と結李空が慌てて止める。
「華憐ちゃん意外と全校生から人気なんだ!咲衣ちゃんが辞めるならまだしも、華憐ちゃんが辞められると困るよ!」
あ…
「私……辞めた方が良いですかね…」
「わぁぁあ!咲…咲衣ちゃんも大事だから!!辞めないでおくれ〜!!」
あーぁ…
結李空が一番咲衣を傷つけてんじゃん。
「ともかく、頑張ってね!じゃ!」
『スタスタ』
何がしたかったんだアイツ…
「んで、私考えたんですけど、華憐さんがメロディ、私が歌詞考えていいですか?」
あ…立ち直った。
つか
「私達が作んの?歌。」
「え…?そうじゃないんですか?」
「ん……まぁ、その〜」
違うと思うんだけど、ね?
スッッゲー悲しそうな顔してんだよ、咲衣
「んまぁ…いいんじゃない?」
「そうですか!!んじゃ作りましょう!」
めちゃくちゃ笑顔
羨ましい位に
そうだな、と返して時計を見ればもう少しで授業の時間。
「じゃ、後で!です!」
変な敬語。
別にタメ口だって良いのに
まぁいいや。
〜放課後〜
「こんなメロディどうです?♪〜♪♪〜♪〜」
「ん〜何か違うんだよな…もっとこう…」
なんだろう…何か違う
なんて言えばいいだろう…?
「少しずつ分かっていきますよ。」
「…うん、そうだな。」
「あっ!!」
うぉ!!な…
「何だよ…?」
「華憐さんの笑った顔、久しぶりに見ました!!」
「なっ…!!」
『カァァアア』
「み…見るな!!///」
「フフッ!!綺麗ですよ、華憐さんの笑った顔。」
「うるせー!!///」
…文化祭まで後6日