絆 〜文化祭編〜

yui 2014-03-07投稿
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そんなこんなあって、今に至る。



さて、

「何とかしろよ、咲衣。」

「ぇえ〜!何で私何ですか!?」

「何でって咲衣がOKしたんだろが!!」





「………そうですね…」


自業自得だ。

つっても…

「アイツが生徒会長だとはな…」

大丈夫かな?…この学校


「アイツじゃないよ〜結李空(ユリア)だよ〜!」


げっっ

「こんにちは〜!咲衣ちゃん、華憐ちゃん……何か怒ってる?」

『ストンッ』

「さりげなく隣に座るなオイ。」

「結李空さんって言うんですね!」

「そうだよ〜!咲衣ちゃん?」

「ハァ……つか何で私と咲衣がライブしないといけないんだよ。」


それはね、ムフフと、変な笑いを漏らす結李空。

キモい



「こんなにも美少女な二人をそのままにするのは勿体ないからだよ!!!」



………ハァ!?


「び…美少女!!?華憐さん、私美少jy「んな訳あるかよ。」デスよね〜…」

「華憐ちゃーん?女の子は大切に扱わないと〜!」


お前も女の子だろうが


「ライブやりたくねーんだけど。」
「ちょっっ!!」


いやいや、駄目だよ!と結李空が慌てて止める。


「華憐ちゃん意外と全校生から人気なんだ!咲衣ちゃんが辞めるならまだしも、華憐ちゃんが辞められると困るよ!」



あ…



「私……辞めた方が良いですかね…」

「わぁぁあ!咲…咲衣ちゃんも大事だから!!辞めないでおくれ〜!!」

あーぁ…

結李空が一番咲衣を傷つけてんじゃん。



「ともかく、頑張ってね!じゃ!」
『スタスタ』


何がしたかったんだアイツ…



「んで、私考えたんですけど、華憐さんがメロディ、私が歌詞考えていいですか?」


あ…立ち直った。

つか

「私達が作んの?歌。」


「え…?そうじゃないんですか?」


「ん……まぁ、その〜」


違うと思うんだけど、ね?


スッッゲー悲しそうな顔してんだよ、咲衣



「んまぁ…いいんじゃない?」

「そうですか!!んじゃ作りましょう!」

めちゃくちゃ笑顔

羨ましい位に


そうだな、と返して時計を見ればもう少しで授業の時間。



「じゃ、後で!です!」

変な敬語。

別にタメ口だって良いのに




まぁいいや。








〜放課後〜

「こんなメロディどうです?♪〜♪♪〜♪〜」

「ん〜何か違うんだよな…もっとこう…」


なんだろう…何か違う

なんて言えばいいだろう…?



「少しずつ分かっていきますよ。」



「…うん、そうだな。」


「あっ!!」

うぉ!!な…

「何だよ…?」

「華憐さんの笑った顔、久しぶりに見ました!!」

「なっ…!!」

『カァァアア』

「み…見るな!!///」

「フフッ!!綺麗ですよ、華憐さんの笑った顔。」


「うるせー!!///」






…文化祭まで後6日



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