胸いっぱいに叫んだら
壊してしまうだろうか
声が潰れるくらい泣いたら
抱きしめてくれるだろうか
飲み込むのは本心で
こぼれ落ちるのは気休めで
たった一つの笑顔のために
どこまで見せたら認めてくれる?
どこまで堕ちたらわかってくれる?
「意地」だって
「虚勢」だって
「強がり」だって
何故あなたを欲しがるのだろう
弱さを見ようとしないあなたを
何故それでもあなたに手を差しのべるのだろう
叫ぶのも涙が底をつくのも
まだ先か
もはや無い
目の前のこの老いた姿に
かなうものなどない