ドナー(仮題名)4

りょうな 2014-04-10投稿
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『何?いまの。あなたの記憶ですか?』

『見えてた?』

『はい、バッチリ』
『すごく心配してましたけど…先日背負わした方ですか?みたことありますね…』

しばらく考える愛莉
『NHKの15分番組の『夕方です!いきなりトーク』に出てたような…』

『ほら!世の中には似た人が沢山いるから』
完璧にあわてる男
『名前出てこない(泣)』

『よかったギリセーフ。サイエンス以外興味がないからね』
『…あの…そろそろ名前いいですか?』
『…それもそうだね。こんなすごいあたたかい手紙書いてくれたからな…』
『いい忘れましたが、文字きれいですね』
『あんたが下手なんだよ(笑)』
『スミマセン』
愛莉の手が勝手に動き名前を書いた
おがわゆうと→小河悠人
『なんか普通ですね…先ほどの方は?』
『えっと愛内…ヤバ!』
口を押さえる悠人
『愛内?…りな?』
『それは女だろう』

その時看護師が入ってきた
『もうじき退院だね』
『はい』
その時便箋の文字をみた
『あれ?小河君にファンレター書くの?文字きれいだね』
『ファンレター?』
『知らないの?うちの娘がすきなの。ストリートDS2××ボーイズが。』
『なんですかそれ…』
といいかけた時いきなり悠人が愛莉の口をかりた
『てめぇ出てけよ!余計な口をたたくなっ!用事ねぇんだろ!』
『鏑木さん?』
いきなり暴れ出して看護師を部屋の外に叩き出した

『何するんですか!』
『余計なこといいやがって』
『…余計なことじゃないですよ。だって私に命をくれた方のことですよ。どんなことをして、どんな方か気にならない人はいませんよ。しかも普通幽霊なんかで現れないし。これも縁なんですよ。』
『…』
『以前から言いたかったんですけど、この愛内さんとは幼い時からのお付き合いなんですか?何回も夢にも出てたし』
『夢にも出てたか』
『はい…小河さんがごめんなって何回も言ってましたよ』
『…俺も寝るんだな(笑)』
『…以前背負わしたって…この愛内さんにですか?』
『嘘はつけないからな…そうこいつには本当にすまないことしたから。俺が原因で今、休業中なんだ』
『休業?…』
『愛内は歌手なんだよ。歌が歌えなくなってさ。俺が原因。週刊誌にもテレビにも沢山追いかけられたし。』
悠人は愛内の歌を歌う
『あのぉ。すごいへたくそなんですけど。なんかムカつきたくなるような感じの』

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