目の前の光景が信じられなかった。
数人の警察に抑えられて、必死でもがきながらあたしを睨み付ける正人…。
まるで映画のワンシーン。
半年間ずっと苦しめてきた。いつまでこの悪夢は続くの!?「いやああぁぁあぁあ!!」
ハッと目が覚めた。授業中に居眠りしてたんだっけ。安心してまた、先生の声を聞きながら、ボーっと窓から運動場を眺めた。あれからずっとあの夢をみる。あの日からあいつはどんな毎日を送ってるんだろう。気付いたら運動場からこっちを見てる人がいた。同時に寒気が走った。
「い…いやッ!!」
まっすぐこっちを見てたのは…