しかし愛莉の身長は155センチ、愛内の身長は175センチ当然のことながら…
『く…苦しいです!』
抱き締められたままジタバタするo(><;)(;><)o愛莉
『うわっ!すみません!つい』
顔を赤くしてあやまる愛内
『顔真っ赤の、りんちゃん初めてみた(笑)』
『笑いすぎですよ』
愛莉は小さい声で悠人に言った
『こいつに抱き締められてときめかなったのは天然記念物だな』
『どういう意味ですか!』
『あの』
愛内の声で
『すみません!私独り言多いので気にしないでください!失礼します』
『ばいなら』
悠人は愛内にいうと…
愛内はため息をつきながら
『…あのさ、丸見えなんだけど』
『…はい?』
愛莉は足をとめた
『すみません。鏑木さん。俺…見えるみたいで。見えるんですよ。左側に隠れてますよね。ドナーは小河悠人ですよね。すぐ左側に隠れているお前だよ』
『捕まえられるものなら…』
愛内は左側に手を伸ばし、その場所に立つ
『つかめないけど、バッチリ見える。その格好は死んだ時に着ていたよな。なんですぐに連絡くれなかったんだよ』
『連絡したじゃん。手紙書いたじゃん』
『…電話くらいできるだろう』
『電話したよ。だけど料金滞納で通じなかったし』
『…』
『俺の勝ち』
悠人はそういうと笑った
『本当に体は死んでも心は生きているんだ』
少し感動して愛莉をながめる愛内
『こいつといるとムカつきませんか?すぐに怒るし、歌へただし、切り口するどいし、すぐに言葉噛むし…でもそれがすごく愛らしくて俺は好きだったんですよ。だからこうして会えたら抱き締めちゃって、なんかはたからみたら変態ですよね』
愛内は何度も頭をさげた
『いえ、悠人さんすごく心配していましたよ。毎日毎日…あいつに背負わしたって』
『そんな…でも生きていてよかった』
愛内は突然泣き出した
『ちょっと…』
愛莉はバッグからハンカチをとりだした
『何にもなくなったと思っていて…気がゆるんじゃったよ』
『ごめんな』
『あのぉ。私はどうしたらいいでしょうか?』
『あっ!すみません…なんか長くなっちゃいましたね。』
愛内は愛莉に椅子をすすめた
水を買うと愛莉に置いた
『体調はいいんですか?』『はい。悠人さん頑張ってくれてます』
『タフだから大丈夫ですよ。そうか…生きてるんですね。』
『はい』
『…よかった』
愛内はハンカチで涙をふく