凄まじい斬撃と打撃を繰り広げているのはジャガーとカシス
ジャガー「オラオラァ！今度こそどっちが強ぇか今日ここで決めようぜ！」
カシス「しつこい野郎だ…決着は前についてるだろ」
違う所では爆発と金属音が響いていた
アカシア（…化学兵器だけじゃないんだな）
金属音の正体はハーデスの体を機械が覆いかぶさるようになっていて巨大な羽根のような腕が特徴的だ
ハーデス「私の能力と科学が合わされば何でも出来るのだヨ…」
また違う所ではユウとタケの前に降り立ったスレイツがため息を吐いていた
スレイツ「ハァ…僕の相手は子供か…」
タケ「なめやがって！」
ユウ「挑発に乗るな。２対１なら何とか…」
眼鏡をクイッと上げると威圧感がグッと増した
スレイツ「何とかなるか…ならねぇよガキが…」
口調が変わり、ユウとタケに襲い掛かる
それぞれの戦いを博物館の屋根の上から見ていたキール・ロワイヤルが気付く
キール（ん？…復讐のガキがいない…どこに行ったんじゃ…）
戦いが始まる数分前、ムカイはハーデスに耳打ちしていた
ムカイ「ハーデス、すまないがここを任せる」
ハーデス「構いませんが、どうしましタ？」
すると遠くの方を指差すムカイ
ムカイ「あっちの方から視線を感じるんだ…気になるからそっちに行ってみる」
そしてその場から去ったムカイだった
ハーデス（視線なんてムカイ以外にここにいる全員気付いていない。だがムカイは気付いた…これが魔痕の力なのカ…）
？？？「ほぅ…我々に気付いてこっちに来たぞ…さて、どうするか…777？」
777の見た目は少女なのだが首から下は機械や装置で、背中に翼のようなパーツがゆらゆら揺れている
777「43秒後…到着…戦闘…」
感情が一切なく、無表情で機械音声のような声で答える
？？？「鬼ごっこでもしてみるか…ついてこれるか？」
777「鬼ごっこ…高速移動…状態変更…」
翼のパーツが広がり、ブースター音が鳴ると少女の体が少し浮き、高速でその場から離れる
ムカイ（逃がすか！）
後を追うムカイもギアを上げて全力で追いかける
そんな中、天気が次第に悪くなり初め、雨がポツリポツリと降り始めた
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