一生の片想い

刹那 2014-06-10投稿
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俺は5歳から小4まで、喘息の発作が酷くて入退院を繰り返してたんだ。

両親は仕事人間で海外にいるし、面倒をみてくれてる親戚も週に1度来てくれればいい方で、病院に呼ばれた時しか来ない。

俺はいつも寂しくて、病院なんて大嫌いだったけど、小学生に上がった時、一人の少女に出会って変わったんだ。


彼女の名前は珠里(しゅり)。
俺と同じ年で、心臓の病気で入院している。

同じ部屋になったのがキッカケで、めっちゃ仲良くなった。

寂しかった今までが嘘のように楽しかった。

その時から俺の夢は決まってた。

医者になって、珠里みたいに病気で苦しんでいる人を助ける。

だから猛烈に勉強した。

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