「大体暁十さんは最近生活がなってないし…」
俺の名前は 川澄 暁十。
今は大学を出た姉と二人で暮らしている。
で。なぜだか姉に怒られている午前7時32分。
「全くお母さんに合わせる顔がないよ〜お姉ちゃん」
このわけわからんのが
俺の姉、通称すみねえ。
本名 川澄 佐鳥。
中学時代は凄い暴君だったらしい賑やかな人。
暁十『るせぇな…男には
色々あるんだよ…』
今日は高校の入学式だ、
朝からこんな説教されて
たまるかこの暴君め。
気がつけば時間がヤバい。
暁十『やっば!登校初日から遅刻とかベタなことしたくねぇ!! 行ってきまーす!!』
すみねえ「おうおう、
スライディングしてセーフを狙うがええわ弟よ!」
誰がんなことするか。
姉の発言は無視し急ぐ。
学校への道。
柔らかな桜が咲いて、
俺を歓迎した。