DARK-NESS 96

ZAZA 2014-09-10投稿
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龍(今の一撃、一瞬魔痕の力が上がった感じがしたが…)



目の前の敵を見るその瞳に浮かぶ魔痕が少し変化していた



ムカイ「はぁ…はぁ…頭が痛い…」



その様子を見た龍・老酒が気付く



龍(奴は魔痕に支配されかけている…やはりヤマト家以外の人間には魔痕は使いこなせないか…だが完全に支配され、魔王となったら我とてどうなるかわからない。その前に消えて貰う)


苦しむムカイに向かって突撃する



龍「この肉体の者の能力で葬ってやろう…動け!777!」



777「指示…起動…戦闘…」



顔を上げ、背中の羽を広げてブースターを噴射し、龍・老酒の後に続く



ムカイ(ヤバイ!今の状態じゃ二人相手はキツ過ぎる!)



龍・老酒の右手に鍵が握られていた



ムカイ(もう動き回る体力がない…とりあえずガードを固めないと…)



龍・老酒の攻撃を受ける為、ガッチリガードを固める


龍「無駄だ!この鍵はどんな物でも解除する事が出来る!例えばこのガードしている腕を解除する!」



鍵がムカイに触れた瞬間、腕が解ける



龍・老酒「今だ!777!」


無防備状態のムカイの周りに四方八方にグニュっと空間が歪み、そこから遠隔操作兵器が現れる



777「展開…包囲…発射…」



一斉にビームが発射される


ムカイ(ガードが…間に合わない…)



発射されたビームがムカイの身体中に撃ち抜かれる



ムカイ「が…ああああぁぁぁ!!!」



足、腕、胸、そして頭を撃ち抜かれ、その場で倒れる


龍「僅かにずれているか…調整が必要だな。だが絶命は確実だ…残念だったな魔王よ」



ムカイ「ゴボッ…ゴホッ…ハッ…ハッ…」



呼吸もままならず、身体中から大量に血が流れる



龍「天の地で見ているがいい…この世界から非能力者共を滅ぼし、新しい世界が誕生するのを…フフフフ…ハッハハハハハハッ!」



そしてその場から龍・老酒と777が立ち去ると雨が降り始める



ムカイ「ハァ……ハァ……ハァ…」



動く事のない体、遠退いていく意識、つまりそれは確実に死に向かっていく事だと思うと涙が流れる



ムカイ(ちくしょう…こんな所で終わりかよ…)



雨が本降りになり、ムカイの命が消えようとしていた


ムカイ「ヒッ…ハッ……ハッ………ハッ…………ヒッ…………ハッ……………」


そして完全に呼吸が止まり、雨に打たれ続けるムカイの所へ近づく人物が現れる


???「あなたは本当にここで死ぬべきでしょうか?」





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