褒めるところも無い
その どんよりした雲は
何日も晴れる事もなく
笑顔を奪う
一人 また一人と
この場所から人は消えていく
渇いた大地に冷たい水のしずくが一粒だけ
雲から落ちた
枯れていたはずの花が
必死にその葉を伸ばし水を受け止める
それが嬉しくて 嬉しくて
何日も泣いた
僕はいつか消えてしまうだろう
いつか晴れる時が来るのだろう
その時はどうか 空に向かって