華「優…今日、バスケ……」
優「あー、多分…分かんない。」
行っても出来ないし…
男子くるし……
まだ、立ち直ってないし。
華「だよね。ごめんね、なんか…」
謝るぐらいだったら、質問してくんじやねぇよ。
バスケか…
見学だけでも。
………うーん、どうするか…
うーん…
悩んでいたら、
ひ「優ー、一緒に帰ろー♪」
いつの間にか放課後になっていた。
一応、教科書とかは開いてたけど…
ボーッとしてた。
優「よし。行こう」
ひ「ちょっ優!?」
どこにって?
そりゃあ、もちろん
バスケだよ…
母「無理して、行かなくていいんだよ?」
優「分かってるよ」
母「行っても、バスケしないようにね…?」
優「うるさいな、分かってるよ!!」
そう。
行ってもバスケは出来ない。
なら何をするって?
決着をつけにいくの。
優「行ってきます。」
体育館に着くと、びっくりした。
バスケが始まる時間は四時半、男子が来るのは、いつも五時半。
今は、四時
なのに、もう男子が来ていた。
優「どうゆう風の吹き回し?」
彩「さぁ?……って優!?」
(たかはし さやではなく、高橋 あやに変更しました。
すみませんm(__)m 雷桜)
優「そんなにおどらかなくても…」
彩「え!?だって!!え?」
こ、混乱しすぎ…
いつもは大人しいのに。
おぉ…どんどん人が集まって行く…
小「優ちゃん、バスケできるの!?」
優「あ、その事なんだけど…」
秋「出来ないんだろ?」
え?
なんで…知ってんの?
秋「俺のじいちゃん、お前が通ってる病院の院長なんだよ。」
嘘…
知られた。
知られてしまった…
秋「今日の体育の話しもあって、恐らくお前の腕はもう…」
優「止めろ!!」
秋「………」
知られてしまった。
取り返しが付かない…
言うつもりだったけど、今かよ…
最悪だ!!
小「優ちゃん!?」
知られた…
知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた知られた……!!
走った…
走って走って、また…逃げたんだ。
友達からも、家族からも、バスケからも…
…………現実からも…