ずいぶん前には 満たされた微笑みをたたえて 女神のように佇んでいた彼女 身動きこそできないが そこに居るだけでも羨ましくて あなたになれたらと 俯いて横切った 今目の前にいるあなたは 一体どうしたというのか 無表情に立ちすくみ 景色に同化して 虚ろな瞳で動かない 私は違うと 顔をあげて横切った
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