あの人が
どんなに素晴らしい人間だったか
語りたくても無理なんだ
気付けば其処にいて
あの人の存在が当たり前になっていて
記憶を頼りにしても
それは完全なまま出てこないんだ
このまま時が過ぎれば
顔も
声も
思い出も忘れてしまう
恐い
忘れてしまう自分が恐い
あの人が
どんなに素晴らしい人間だったか
語れそうにないけれど
一緒に過ごした日々は
あの人がいた毎日は
嘘じゃない