ゼシルは夢の中にいた。どこか暗い場所に佇んでいた。 「あれ?どこだここ。それに臭いし」 辺りからは煤のような臭いが立ち込めている。 なにか無いかと辺りを見回すとなぜか、ある一点だけくっきりと見える箇所がある。 あの箱だ。あの黒い喋る箱がある。 ゼシルはその一点を見つめ、吸い寄せられるように近づいた。
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