DARK-NESS 102

ZAZA 2015-02-09投稿
閲覧数[434] 良い投票[0] 悪い投票[0]

すぐ立ち上がり、埃を払いながら歩いてくるトカイ・キュベの表情はとても晴れやかだった



キュベ「今のはかなり効きましたよ。やはり自然の力、風の力は凄いですね」



かなり効いていると言っているが明らかに余裕な感じに落胆するユウ



ユウ(格が違い過ぎる…こんなの絶対勝てる訳ない!)



カシス「ハァ…ハァ…うっ!」



その場にしゃがみ込む



ユウ「師匠!」



キュベ「その様子だと死神に変身しても今までのダメージは残るようだね」



苦しみながら立ち上がり、三尖刀に力を込める



カシス「それもあるが、この能力が発動中は少しづつ体力を奪われてしまう厄介なリスクがある。だからもうこの一発で俺の全力をぶつける!」



風を纏った三尖刀が真っ黒い鎌に変化する



キュベ「いいでしょう。私も全力で行くとしよう…左の魔拳で」



左の拳で力を込めると右の拳とは明らかに強いオーラを放つ



カシス「行くぞ!!!」



黒い鎌を振り下ろすと巨大な黒い衝撃波が放たれる



カシス「月の漆黒!!!」


放たれる衝撃波は段階大きくなり、地面を抉りながらトカイ・キュベへ向かう



キュベ「真・魔拳!」



左のストレートパンチが衝撃波とぶつかり合う



キュベ「ヌヌヌヌ!!!」


衝撃波に徐々に押され始めるが、その顔に焦りは無かった



キュベ「中々楽しめましたが、そろそろ飽きたので終わりにしましょう!」



押されていたのにピタッと止まり、更に左の拳に気合いを入れると衝撃波を跳ね返した



ユウ「嘘だろ…」



衝撃波はカシスの横を通過し、後ろの街中を斬り刻んでいった



カシス「…ユウ!」



トカイ・キュベが右手に力を込めながらカシスに接近する



カシス「お前はお前なりの戦いをしろ…」



ユウ「師匠!」



キュベ「魔拳!」



体力を使い果たし、身動きが取れないカシスに魔拳が炸裂し、吹き飛ばされる



キュベ「さて、次に私を楽しませてくれるのは君だね?」



息一つ切らしてない様子に恐怖で足や手が震える



ユウ(ビビってもしょうがない!もうやるしかない!)



場所は変わって三番通りではスレイツとジャガーの戦いが既に終わっていた



スレイツ「…」



X状に割れた地面の中心にスレイツが倒れていた



スレイツ「う…うぅ…アイツは…化け物だ…」



時間はたった5分前に戻る




投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「ZAZA」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ