次の週末に教子の同級生の女子2人が教子の家に遊びにきていた
二人は教子の優等生の面な友達ではなく
不良な面での友達らしく派手な外見で虚勢を張ってるように見えたが
僕はマイペースで仲良くなり教子も嬉しそうだ
友達はたわいもなく聞いてくる
教子のどんなことが好きなの?
つまらない質問も真面目に答える
好きなのは感覚だから理由は言葉には表せんよ
自然と会いたくて仕方なくなるし心が動きだすんよ
楽しい時間が過ぎ
教子と友達2人と僕が程よく酔った時に友達が口を滑らせた
あの池田さんすら相手にしなかった教子と付き合うなんて…さんちゃん(僕)って凄いね
場が凍った…
言った友達が戸惑うより早く僕が口を開いた
なんや…その池田っうのは
おそらく僕は恐ろしく冷たい目で発言した友達に視線を移した
教子が友達をかばうように答えた
ここら一体を仕切ってる不良やね
私にしつこいけど好みやないから相手にもしてないけど…さんちゃん気分悪くしたら悪かったね
教子は友達の失言をかばった
僕は地元の番長である大久保さんの言葉を思い出した
池田っていうのが
向こう(小倉)で番張ってるみたいやけど揉めるなよ