「麻美…まさか…
俺らが小学三年生の時の由美子ちゃんの出来事を忘れたとは言わせんよ」
麻美は
まだ僕の話の
整合がわからずに
戸惑ってる
僕はついに我慢できず
麻美の顔面を力一杯殴りつけた
床に崩れた
麻美の髪の毛を掴み、声を絞りだした
「俺があの時に、オマエら全員に蔑まれ続けた、メクラと言われた男だよ」
麻美は
ようやく事態がわかったらしく恐怖で失禁した
「明日からオマエ(麻美)を見かけたら
毎日殴り
俺と由美子ちゃんがされたように、毎日イジメてやるよ
そやな〜
お前が由美子ちゃんにやったように皆に脱げ脱げと大合唱させるか」
僕は高校最上級になり大学推薦の枠すら意のままに操れるほど学校内の権利者になっていた
麻美は
しばらく学校を休んだ後に退学した
しかし
当時の僕は
虚無感よりも怒りの方がはるかに上回っていた