五人は
あまりの勢いに戸惑ってる
一人倒し
二人に殴りかかった時に
僕は少し違和感を感じた
教子を連れ去ったなら
僕が殴り込んでくる準備位はするやろ…
そう思った時に
奥から池田の声が呑気な聞こえた
騒がしいけど
どないしたんや
僕は一瞬
二人目に殴るのを
躊躇した一瞬後に
…
気がついた時は
左顔面にバットで殴られていた
骨が痛いとか
目から火花が出る等と
違う違和感があった
左目の視界が半分以上
黒い幕に遮られていた
僕の動きが止まったと共に修羅場も時が止まったように静まりかえった
僕は静かに右手を上げた
俺の負けや目が見えなくなった…
池田が心配そうに
かけよる
さんちゃん(僕)いくなり殴り込みに来て
どないしたんや
僕は池田の後ろに
狼狽えている教子が右目から見えた
教子の表情
そして池田の態度から
僕はある結論に達した
教子…お前…
俺を試したんやな
もうお前は許さない
僕は事態がわからず
戸惑ってる池田に声をかけた
池田さん
もう俺は教子ともうしゃべりたくない
協力してくれ…