あなたの声に

 2006-09-23投稿
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中3、夏。

テニス一筋だったあの頃。

全国大会の舞台。

私は乗りに乗っていた。

初戦からストレートで勝ち、調子がいい。


攻撃型の私。

最初からスマッシュをぶっ放し、

次々に相手を伏せていった。


ここから思い出したくない。


別に思い出してもいいのだが、

自然とストップがかかる。



ヒュ〜



気が付けば、コートには誰も居なかった。


時計を見たら、まだ3時。


今日は早引きなのかな?


周りを見渡したら、まだ賑わっている。


ヒマだな〜。


そんなこと思いながらもまたボーっとする。


すると、


〜♪〜♪


心地よい音色が耳の中へ溶けていった。


音の方向へ目をやると、

吹奏楽部が演奏していた。


案外近いところで演奏しているようだ。


あ、佳奈美待ってるかな?


急いで立ち上がり、音の方へ


フラフラと歩いていった・・・


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