もう、アンタと別れてからどんくらい経つんかな…。
あれは、2年前の春。
「てかさぁ〜春って出会いと別れの季節だよね〜」
「マヂいい男いないかな〜」
「いたら苦労せんやろ!」
そんなタワイもない会話に話しが咲いた時期は確か高校二年だったな…
私は友達と新しい季節にトキメキや期待を膨らませ花を咲かせてた。
「みんな静かに、今日から新しいクラスメイトになる水野くんだ」
「水野です。仲良くしてください。」
「ユカリ〜転校生ちょっと地味ぢゃね?」
「かもね(笑)」
新学期そうそうやってきた転校生に友達は不服そうだった。
それから二週間…
「あの…」
「はい?」
「北山さんですよね?今日日直ですよ?」
「あっ!ゴメン。忘れてた;」
「代わりに僕がやっておきますよ(^ー^)」
転校生くんに声をかけられた。
それからは話すこともなく何ヵ月か過ぎたとき…
「ね〜水野くんユカリのこと好きなんだって〜」
「は?ないない(笑)」
「いやマヂ」
「意味分かんないよ;」
友達が不意に言ってきた言葉。「好きなんだって」
ありえないから…
実はちょっと気になる存在だった水野くん。
まさかね…
と思ってた矢先。
「北山さんちょっといいかな?」
きたっ。
「いいよ(^ー^)」
「北山さんのこと好きです!」
「………。」
「だ…ダメですか…?」
「いいよ(^ー^)」
それから私達は同じ時間を歩むことになった…
時は経ち卒業の季節になった。
「もうすぐ卒業やね」
「寂しいなユカリ離れてしまうんから」
「ううん。大丈夫!大好きだから」
周囲からは誰もが認めるカップルになっていた。
「北山ちょっといいか」
先生からの呼び出し。