色々番外編4
「此処を御覧の皆様、朝の方は御早う御座います。昼の方は今日わ。夜の方は今晩わ。灰元陸奈(はいもとりくな)です。色々と有りまして、現在従兄の吉元明の補佐をしております」
すると、陸奈の足下に灰色の仔猫が寄ってきた。
「にゃ〜」
仔猫は陸奈の前でお行儀よく座る。
「この子は樺太。我が家の飼い猫です」
樺太は特に陸奈になついており、金元真実の飼い猫のマウルとも仲が良かった。
因みに雌である。
「尚、樺太という名前ですが、樺太の猫ではなく猫空の猫です」
「にゃ〜」
一方、陸奈と樺太の様子を伺う怪しい男がいた。
続く。