DARK-NESS 138

ZAZA 2016-05-25投稿
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「ヒュン…ヒュン…」



天魔の周りを生き物のように動く鞭



ハーデス(マズイ…能力に使う薬がほとんど壊されタ)



ハーデスの少し離れた所で気を失っているエンデンをチラッと見る



ハーデス(あいつは…ダメカ)



「バチン!」



ハーデス「ぐッ!」



想像以上の破壊力に鞭で打たれた箇所から血が噴き出す



天魔「いいぞ…あの最狂と言われるハーデスを痛ぶるなんて何て気持ちいいんだ!ヒャハハハ!」



痛みでたまらずその場にしゃがみ込む



天魔「だが…まだ満足しない。なぜだかわかるか?」


「バチン!」



ハーデス「!!!」



背中に鞭が打たれる



天魔「テメェの悲鳴」



「バチン!」



左腕に鞭が打たれる



天魔「涙」



「バチン!」



胸に鞭が打たれる



天魔「絶望した顔が見たいんだよ!」



「バチン!」



顔面に鞭が打たれ、全身血だらけになったハーデスが倒れる



天魔「おいおい…黙って死ぬんじゃねぇよ。せめて美しい死に顔を潰させてくれよ!」



ヒュンヒュンと鳴る鞭がハーデスに迫る



「バチン!」



鞭がハーデスに直撃する前に巨大な腕がハーデスを庇う



天魔「あぁ?何だコイツ?」



目の前に現れたのは10メートルを越える巨人。エンデンの能力が発動した



エンデン「ハーデスさん…大丈夫ですか…ここはひとまず逃げましょう…俺の能力で時間を稼ぎます」



化身の腕や肩に鞭が当たり、エンデンの腕や肩から血が流れる



天魔「なるほどな、巨人と本体は一心同体か、強いのか弱いのかわかんねー能力だな!」



化身の胴体に鞭がヒットするとエンデンの口から血が噴き出す



エンデン(なんつう破壊力だよ!もう耐えられない…こうなったらやるしかない!)



立ち上がるエンデン。それと同時に化身も立ち上がる


ハーデス「な…何を…するつもりなん…ダ?」



エンデン「運良くこの辺りは何もないから大丈夫だな…よし、やるか」



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