DARK-NESS 139

ZAZA 2016-06-14投稿
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完全に力を解く。だが化身は消えない



エンデン「解放する…好きなだけ暴れろ。俺が許可する」



元々化身に顔のパーツなど無いのだが、エンデンの一言で目と口が現れた。特に広く開かれた口が恐ろしく、狂暴なモンスターになった



「アぁあァァアあァぁぁアぁァァアアああ!!!」



化身の咆哮に天魔も思わず両耳に押さえる



天魔「うるせぇよ!」



鞭が顔面にヒットするが、怯む事なく化身と目と目が合う



天魔「かかってこいよバケモノ!」



化身と天魔が激しい戦いが始まるその時、エンデンがハーデスを支えながらその場から離れようとしていた


エンデン「急いで離れましょう!今の化身は誰でも攻撃してしまうので非常に危険です!」



ハーデス「今は…完全に分離して…暴走してる訳カ」


エンデン「でも時間が経ったら自然消滅しますから、早く逃げましょう!と言っても何処へ行けばいいのか…」



ハーデス「私の…第2研究所がある…そこヘ…」



カルバトス「アハハ!見ーつけた!」



大阪城の天守閣に望遠鏡を覗き込むカルバトスが何かを見つけた



カルバトス「アハハ!行くよー…ほっ!」



高く飛び出し、物凄いスピードで向かう先にムカイと137がいた



「ダン!」



ムカイ達の目の前に降り立つ



ムカイ「…」



カルバトス「アハハ!どうもこんにちは!僕の事覚えてますか?」



無邪気な感じで話し掛けてきた少年に137が気が付く


137「こいつ、お前の復活を阻止しようとした奴だ」


ムカイ「という事は後継者…」



カルバトス「アハハ!やっぱり覚えてないか、あの時は一瞬で僕を吹き飛ばしたからね」



ヘラヘラした表情、態度で話す彼はまだ幼さがあるがどこか危険な感じする。それを知ってか137がムカイの後ろに隠れる



ムカイ「邪魔だ、離れてろ」



137がその場から離れて、いざ戦闘開始という時、カルバトスの人差し指に黒い炎が灯る



カルバトス「アハハ!ビックリしました?僕もあなたと同じ黒い炎を持ってるんです」



能力者の世界では形は違えど同じ能力を持つ者がいるのは一般常識だが、色まで一緒なのは聞いた事がない


カルバトス「アハハ!あと1つ魔王にいいニュースがあります」



指先の炎をフッと息を吹いて消す



カルバトス「アハハ!僕に勝てば教えて挙げますよ!ヤマトヤエザクラさんの居場所を…」





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