第三十二話 背後霊怨霊と戦う其の肆
エカリト゜チで怨霊を消滅さた陸奈の姿を見て高校生達は驚き恐怖した。
自分達と比べれば小柄な少女が一撃で怨霊を倒したのだ。
自分達の軽はずみな行為に怒り、その戦槌を降り下ろされるのではないかと思っていたのだ。
陸奈は高校生達の表情を見て察したのか、この様な事を言った。
「これ終わったら覚悟してなさい」
と言ってエカリト゜チを向ける。
「ひー!!」
高校生達は腰を抜かしその場に倒れた。
「陸奈・・・こりゃかなり怒ってるわね」
「普段のあの娘ならまずしない行為だからな」
「一人二人消滅あるかも・・・」
影香、京助、光江は高校生達を一瞥して直ぐに目をそらす。
それを見て高校生達の顔は顔面蒼白となる。
「あらら・・・」
すると麻以が現場に出てきた。
「麻以姉様?」
「この先の大きなのが動き出したから来たのよ」
すると、地響きが起きた。
第三十三話に続く。