エンデン「ハーデスさんそろそろ着きますよ」
レモンが運転する車にハーデスとエンデンが乗り、能力協会大阪支部へ向かっていた
ハーデス「止まってくレ」
車が急に止まり、ハーデスが降りる
エンデン「どうしたんですか?まだ着いてないですよ」
手術後、体調が万全でない中の外出にふらつくハーデスを心配するレモンとエンデン
ハーデス「お前は能力協会へ行ケ」
エンデン「ハーデスさんは?」
ハーデス「バカ娘を見つける。お前は早く能力協会へ行って友人を助けてやレ」
ドアを閉め、車が走り去る。そしてハーデスの視線は空港へ向けられていた
「バチン!!!」
カシス「くそ…一発まともに食らっちまった。馬鹿みたいな威力だな…」
天魔「おいおい!大した事ねぇな能力協会No.2さんよ!」
カシスへ向けて黒鞭が一直線に伸びる
カシス「くっ!」
ギリギリで避け、衝撃波を放つ神撃を打つが距離が離れている為に威力が弱い
天魔「おっと!」
避けた。当たってもさほどダメージがない攻撃をわざわざ避けたのだ。それを見たカシスは気付く
カシス(もしかしたら…)
「ドン!ドン!ドン!」
アカシアの激しい攻撃で大阪の街が破壊されていく
ヴァレン「フフ…さすがは破壊神。動けば街が消える噂は本当だな」
アカシア「…ウォオオオオオオオオ!!!」
アカシアの右ストレートをヴァレンの大剣で受け止める。地面が一段、二段と沈む
アカシア「…吹き飛べ!」
右の拳が開くと濃縮されたエネルギーが放出される
「バーーーン!!!」
広範囲に爆発し、周りは瓦礫すら残らない程消し飛んだが、ゼロ距離で受けたヴァレンは一歩も動く事なく立っていた。しかも大剣に傷一つ付いていない
ヴァレン「凄い威力だ。だけど私の方が力は上よ」
アカシア「…!」
巨大な大剣を振り下ろす
「ドーーーーン!!!」
駒鳥「ふん!」
ムカイの右ストレートを避けて脇腹に一撃、動きが止まった瞬間に背負い投げで地面に叩きつける
ムカイ「がぁ!」
すぐさま拳は振り下ろし、追い打ちを狙うが体を回転させてその場から離れる
ムカイ(強い…まともに戦って勝てる相手じゃない)
駒鳥は打撃戦においてはパワー、スピード、テクニックどれもが高い。カシスやユウの最強の体術、神躯と対等に戦える力をもっている
ムカイ(それに加えて能力がある…注意しないと)
左手を前に出す
駒鳥「力の差をもっと拡げてやろう…見せてやる私の能力を…」